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PROJECT 01

山口県下松港接岸バース
桟橋新設工事

INTRODUCTION
イントロダクション

海洋土木事業は、日本国内はもとより、世界の海を股にかける活躍を見せてきた。そして、再びビックプロジェクトに挑む。山口県の下松港に設けられる国際物流ターミナルセンターの構築により、3つの港が特別認定された国家プロジェクトである。与えられたミッションは、接岸バースの新設工事。総工費320億円。森長組が誇る特殊船舶「第一豊号」と共に、海洋のエキスパート集団が瀬戸内海の荒波と対峙し、一丸となってその手腕を発揮する。

PROJECTS STOR

PROJECT01

2020.09.23
山口県下松港接岸バース桟橋新設工事

「海を知るエキスパート
として、
あらゆる海上を
制する。」

日本最大級の特殊船舶を操る
海洋土木のエキスパートたち。

至難を極めるミッションに、誰一人として怯る者はなかった。新設される下松港の接岸バースには、豪華客船の比ではない幅30メートル・全長300メートル級の大型船舶の着岸を目的とする大規模なもの。工法は、仮受杭方式と先行杭方式。特に先行杭方式は海中深く打ち込んだ杭に設けられた受け部分にジャケットと呼ばれる立体トラス構造物を被せていく。

寸分のズレが失敗を招く。
極めて厳しい精度要求をクリアする。

ジャケットの位置決めが終えると、レグと呼ばれる鋼管で組立てられたジャケット脚に杭を打ち込んでいく。しかし最も困難な作業は先行杭(直径1.5メートル、長さ90メートル)の打設精度である。ジャケットを先行杭に挿入させるためには、±10センチメートル以下の打設精度が要求され、それは、針に糸を通すよりも難しい。

神技で杭を打ち込み、
ミッション完遂を目指す。

精度が求められる打設工程に失敗は許されない。わずか数ミリのズレや傾きが生じると杭を支持層に到達させるどころか打ち込めなくなる。森長組が開発した技術を有するMNリーダーを用いて微調整を行い、杭を誘導して位置決めする。たとえ1本でもズレていれば15本すべては打ち込めない。第一豊号は、波と同調し揺れている。精鋭たちは、そうした難工事を見事に成し遂げた。

PRPJECT LEADER COMMENTS
プロジェクトリーダーの
コメント

大人が米粒ほどに見えるような第一豊号の上で、巨大な重機と資材をコントロールする杭打ちは、見た目には大雑把かもしれません。しかし、大規模でありながらミリ単位の緻密な精度が要求され、完璧な技術力を要するチームワークが求められるのは必至。困難が大きいほど、達成感や醍醐味もまた類を見ないほど大きいと言えます。